医療モールの問題点・失敗の原因は立地選定!

医療モールの問題点として挙げられる大きなものは、3つ。

ひとつは、人間関係を中心としたトラブル。もう一つは、質の良い医院が集まっているか。そして最後に、立地の問題。

それぞれについて、以下で詳しくみてみましょう。

医療モールの失敗(人間関係のトラブル)

クリニックが集まり、互いに連携をとりながら高い医療の質と利便性を提供しようというのが元々の医療モールのコンセプトなわけですから、メディカルモールには最低限3~5程度の診療科のクリニックが開業します。

しかし、出身大学などによっては派閥色が強く、地方の大学出身の医師を軽視する方もいるので、テナントとし入ることを検討されている医師の方には院長同士で協力の元に医療モールの成功があることを十分に理解していただく必要があります。

院長同士がいがみあって連携もなく、医療モール全体でのイベントや広告などを開催したりすることもできなければ、単なるクリニックが一箇所に集まっただけのビルであって、医療モールとしてのコンセプトは根底から覆ることになり、患者が集まらないという結果になってしまいます。

そうは言っても、院長同士で勝手にコミュニケーションをとって下さい。というだけで上手くいくはずがありません。ですから、医療モールを運営する側としては、医療モール内で連携をうまくとり、間に入って橋渡しをする事務長的な役割を果たす人間を配置することが必要です。

医療モールの失敗(質の良い医院が集まっているか)

医療モール(メディカルモール)が成功するには、開業するクリニックの評判が高くなければなりません。特に、医療モールの柱となる内科の先生は、評判の良い先生に入っていただくことが大切です。

ハード面を如何に豪華にし、利便性が高くても、院長及び職員のソフト面で信頼・安心してもらえなければ、患者は集まりません。

医療モールでの開業を検討しているかたは、既に開業しているクリニックの評判や院長の経歴などを調べてみることをお薦めします。

新規の医療モールの場合は、そのようなことを調べることもできませんので、医療モールを企画・運営する会社に、マーケティング調査の資料やその根拠、クリニック間の連携や開業後のモール運営についての考え方や計画をしっかりと確認するようにしましょう。

医療モールの失敗(立地の問題)

医療モール(メディカルモール)は、元来大型商業施設内のワンフロアに複数の診療所が集結し診療を行う総合医療施設ですので、商業施設全体としての集客見込みは確実に見込めます。しかし、それが医療モールの患者として直接つながるわけではないことに注意しなければなりません。

若いファミリーやカップルが多く集まる商業施設である場合、肝心の慢性疾患の老人の患者は集まるでしょうか?また、施設が非常に広大で、駐車場から医療モールまでの移動距離が長くなる場合、足腰の弱った老人や整形外科の患者が通い安い場所といえるでしょうか?

商業施設内ではなく、単純にクリニックが集まった医療ビルや医療ビレッジの場合は、立地の利便性だけでなく周辺の競合医院の状況も踏まえて、本当に集患の見込みがたつのかどうかを慎重に精査しなければなりません。

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